本橋支局長から記念の盾を受ける坂本主将（右）

　日本高野連と毎日新聞社は２１日、第８５回選抜高校野球大会（来年３月２２日開幕・阪神甲子園球場）２１世紀枠の東北地区候補校となった、いわき海星高を表彰した。
　２１世紀枠は、過疎や部員不足といった困難な条件の克服など、戦力以外の特色を加味して選出。同校を含め、全国から９校が候補となっている。同校は、津波被災でグラウンドが満足に使えない中での活動や、秋季県大会の成績などが評価された。記念大会の第８５回大会は、例年より１校増の４校が来年１月２５日に選出される。
　表彰伝達式は２１日、復旧作業で同校の体育館が使えないため、小名浜高で行われた。県高野連の宗像治理事長、毎日新聞社の本橋由紀福島支局長が訪れ、坂本啓真主将に記念の盾などを贈った。坂本主将は「東北で選ばれた意味をかみしめながら、ひたむきに頑張っていきたい」と述べた。
（２０１２年１２月２２日　福島民友・高校野球ニュース）