一斉行進のリハーサルを行う聖光学院、いわき海星ナイン＝甲子園球場

　第８５回選抜高校野球大会は２２日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。同球場で２１日、開会式リハーサルが行われ、東北地区代表として２年連続４度目の出場となる聖光学院、２１世紀枠で初出場のいわき海星の県勢２校が力強い入場行進を披露した。
　この後、聖光学院は大阪府枚方市のパナソニックベースボールスタジアム、いわき海星は兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場でそれぞれ練習を行い、大会第２日の２３日に行われる初戦に備えた。

　堂々とナインを先導
　開会式リハーサルでは、県勢２校のナインと共に、プラカードを担当する２人が堂々と行進した。聖光学院は野球部員の小林拓未さん（３年）、いわき海星は生徒会長の高橋純香さん（３年）がナインを先導した。
　外野手の小林さんは「メンバーから漏れたが、メンバーと近くで一緒に戦えることがうれしい」と、本番を待ち切れない様子。また、兄もいわき海星の元野球部員だったという高橋さんは「夢の中にいるよう。お兄ちゃんの分も自信を持って行進したい」と笑顔を見せた。
（２０１３年３月２２日　福島民友・高校野球ニュース）