レクリエーションを取り入れた軽めの調整をする聖光学院ナイン＝兵庫県西宮市・大阪ガス今津総合グラウンド

　第８５回選抜高校野球大会第７日の３回戦で鳴門（徳島）を破り、「センバツ」で初のベスト８進出を決めた聖光学院は２９日、兵庫県西宮市の大阪ガス今津総合グラウンドで練習し、３１日に行われる大会第１０日の敦賀気比（福井）戦に向け調整を行った。鳴門戦の接戦を制したナインの表情は明るく、初のベスト４進出に向け闘志を燃やしている。
　この日はナインの気分転換を図るため、レクリエーションを取り入れた軽めの調整を行い、走者を置いた実戦的なノックでは鳴門戦で乱れた守備を確認した。斎藤智也監督は「（勝ち進むほど）相手のレベルも上がる。防げるミスは防ぎたい」と気を引き締めた。
　鳴門戦で勝ち越し打となる本塁打を放った園部聡（３年）は「チームに勢いが出てきた。この勢いに乗って試合に臨みたい」と前を向き、エースの石井成（２年）は「次も厳しい戦いになる。しっかりと腕を振って投げきりたい」と力強く語った。
（２０１３年３月３０日　福島民友・高校野球ニュース）