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小高工が劇的サヨナラ 聖光、逆転逃げ切り
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【日大東北−聖光学院】1回裏聖光学院2死一、二塁、右翼線に2点二塁打を放つ佐藤昌=信夫ケ丘球場
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◇逆転に次ぐ逆転―。目まぐるしいシーソーゲームを制したのは“逆転の小高工”だった。
サヨナラ勝ちを呼び込んだのは、諦めない野球を貫いたからだ。郡山に同点に追い付かれた9回。2死二、三塁のピンチで、一、二塁間に強烈な打球が飛んだ。「抜けるか」。球場内は固唾(かたず)を飲んだが、二塁手の主将岡本光希(3年)が思い切りのいいダイビングキャッチで好捕。勝ち越し点を与えず、その裏の攻撃につなげた。
◇準々決勝の舞台で、聖光学院の背番号「19」佐藤昌平(3年)が躍動した。1点を追う1回2死一、二塁の好機に、右翼線に2点二塁打。先制された悪い流れを断ち切った。「自分らしさが何かを考えて素直にバットを思い切り振った」。興奮気味に殊勲の一打を振り返った。
センバツ大会の敦賀気比戦で背番号「9」を背負い、4番を務めた佐藤だが、打撃の調子が上がらず、もがき苦しんだ。悩み抜いた末にたどり着いた不調打破の道は、自分自身の心の中にあった。「原点に戻ることだけを考えた」。佐藤は昨秋の県大会でひたむきにプレーした原点を思い出し、結果を残した。
(2013年5月26日 福島民友・高校野球ニュース)
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