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▽2回戦
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福島東
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利府
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福島東底力発揮、東北初勝利 松下熱投、菅野4安打
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【福島東−利府】東北大会初勝利を果たし、歓喜に沸く福島東ナイン=天童市スポーツセンター野球場
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福島東の力を証明する価値ある東北大会初勝利だ。県大会決勝で聖光学院に屈辱の25失点で敗れてから9日。初出場の東北大会でチームは一つとなり、県大会決勝で悔しさをにじませたナインに笑顔の花が咲いた。
「決勝は投げたくて仕方がなかった」。大敗をベンチで見守ったエース松下凌(3年)は「絶対に東北大会で1勝して、自分たちの力を証明する」とマウンドに上がった。3回まで利府打線を無失点に抑え、試合の流れをぐっと引き寄せた。「とにかく味方を信じて投げた」。10安打を浴びたが、ピンチでも仲間を信じて135球を投げ抜いた。エースの力投に関川博巳監督は「相手打線をかわしてくれた。よく頑張った」と褒めた。
松下の熱投に応えるように打線も奮起した。捕手で1番打者の菅野友貴(同)は「大敗は心が折れた。これ以上恥ずかしいことはない。福島東の底力を見せてやろう」。5打数4安打と気を吐き、相手をかわすリードでチームをけん引した。次は秋田第1代表の能代松陽が相手。「きょう良かったところを全力で発揮して、新しい伝統をつくりたい」と菅野。屈辱の大敗で失いかけた自信を取り戻し、チームの新たな挑戦が始まった。
(2013年6月8日 福島民友・高校野球ニュース)
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