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▽2回戦
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酒田南
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日大東北”終盤に涙” エース・大和田11K、力投実らず
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【日大東北−酒田南】11三振を奪いながら、終盤に涙をのんだ日大東北のエース大和田=花巻球場
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第66回秋季東北地区高校野球大会第3日は13日、盛岡市の岩手県営野球場と花巻市の花巻球場で2回戦6試合を行った。県勢は第1代表日大東北が酒田南(山形第3代表)と対戦、先制点を許しながらもすぐに同点としたが、終盤に決勝点を奪われ1−2で惜敗した。本県代表3校は初戦で姿を消した。代表3校が初戦で敗退するのは4年ぶり。
敗戦受け入れ夏へ再出発
エースの目からは涙があふれた。日大東北のエース大和田啓亮(2年)は応援スタンドに一礼すると、うなだれながら顔を上げることができなかった。「最後につかまってしまった。自分の力不足です」。大和田は目を真っ赤にしながら自分を責めた。初回から最速の145キロを記録する立ち上がり。だが、「初戦の力みがあった」。東北大会に向けて磨きを掛けたスライダーが抜けて入らない。中盤からは制球を重視し投球動作をワインドアップからセットポジションに切り替えるなど、試行錯誤の投球を強いられた。
「直球で押すしかなかった」と大和田。県大会4試合全てで完投、10年ぶりに秋の県大会を制した右腕は自信のあるボールを投げ込み続けた。終盤になっても140キロ超えを記録し、11奪三振を奪ってみせた。しかし、疲れの見えた8回無死一、二塁から、その直球を右前に運ばれて決勝点を献上し、力尽きた。苦心のリードを終えた遠藤拓夢(2年)は「大和田の球が打たれるとは思わなかった」と悔やんだ。
初のセンバツ出場は厳しい状況となったが、これで終わりではない。「自信のあるボールで打たれた。悔いはない」。代名詞とも言えるストレートで散った大和田は敗戦を受け入れ、夏の甲子園に向かって再び歩み始めた。
(2013年10月14日 福島民友・高校野球ニュース)
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