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“伝統の一戦”復活 原町高−相馬高、5年ぶり「定期戦」

“伝統の一戦”復活 原町高−相馬高、5年ぶり「定期戦」

大声援で選手を鼓舞する原町高の応援席(上)選手たちの健闘を校歌の合唱でたたえる相馬高の応援席(下)

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で途絶えていた原町高(南相馬市)と相馬高(相馬市)の野球部定期戦が19日、南相馬市営球場で5年ぶりに復活した。両校の応援席には1年生を中心に各300人が集い、声援で球児を後押し。選手の一投一打に応援スタンドが揺れた。
 両校の定期戦は1983(昭和58)年から始まり、最後の開催は2009(平成21)年。10年は大雪で中止となった。原町高は原発事故で野球部員が減少し、市外にサテライト校を設けたこともあり単独でチームを組めない時期が続いた。相馬高はサテライト校を受け入れるなど震災対応が続き、行事の開催が難しかった。両校のOBや生徒から復活を望む声が上がり、関係者が開催の準備を進めてきた。
 試合は6回裏に原町高が1点を先制。7、8回にも加点して流れをものにした。相馬高は9回表に1点を返すなど最後まで粘り強く戦い抜き、応援席は両雄に温かい声援を送り続けた。試合を終えた原町高の西内海斗主将(17)は「何度も背中を押された」と喜びを語った。原町高野球部のOBで、現在は相馬高野球部を率いる川村智監督(39)は「結果は残念」と悔しさをにじませたが、「定期戦はやはり感慨深い」と話し、「二つの母校」の戦いを振り返っていた。
(2014年4月20日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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