入団が決まった楽天のユニホームに袖を通し、上岡スカウトと握手を交わす八百板外野手（右）＝伊達市・聖光学院高

　楽天が育成ドラフト１位で指名した聖光学院高の八百板卓丸外野手（１７）の入団が２０日、決まった。伊達市内で球団側と交渉し、契約に合意した。八百板外野手は「球団の顔になれるような選手になりたい」と意気込みを語った。
　楽天の長島哲郎スカウト部副部長と上岡良一担当スカウトが同校で指名あいさつを済ませた後、交渉に臨み、いずれも推定で支度金２００万円、年俸２４０万円で合意した。上岡スカウトは「１番の魅力は走力と走塁技術。基礎体力が高く、将来は（プロの中でも）トップクラスになれる素材」と評価した。
　同校で会見した八百板外野手は早速ユニホームに袖を通し、「身が引き締まる。これからは結果が勝負。活躍できるように頑張りたい」と抱負を語った。駆け付けた両親には感謝を伝えた。父利勝さん（４８）は「夢が実現して本当にうれしい。走攻守を売りにしてスピード感あふれる選手になってほしい」と話した。
（２０１４年１１月２１日　福島民友・高校野球ニュース）