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学石、完封リレー 郡山はサヨナラ逃す
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【郡山―学法石川】学法石川に惜敗しベンチ前で涙を流す郡山ナイン=平球場
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郡山の渡辺熱投実らず
「勝利が見えていたので悔しい」。9回2死二、三塁、サヨナラの場面。郡山の渡辺謙悟(3年)は6球目をはじき返し頭から一塁に飛び込んだが、最後の打者となった。郡山は秋、春の県大会でいずれも16強。今回も8強の壁に阻まれた。
渡辺はエースとして2、3回戦に続き先発。制球が定まらなかった1回、3四球を与えるなど先制点を許したが、2回以降は要所を締める粘りの投球を見せた。「野手が守ってくれた」と渡辺が話すようにナインは無失策で渡辺を支えた。
熱投も実らず1点差で泣いた。試合後、泥だらけになったユニホーム姿で渡辺は涙を流した。
「最高の仲間と最高の夏を過ごせた」と言葉を絞り出し、3年間を一緒に過ごしたチームメートに感謝した。
学石完封リレー
「投手全員と意思の疎通ができている」。学法石川の捕手大河原利紀(3年)は3投手の持ち味を生かす好リードで、「完封リレー」の立役者となった。
追加点を奪えない苦しい展開が続いたが、大河原は1点を守りきるため必死に投手陣を引っ張った。9回のピンチでは桑原良拓(2年)に「思いっきり腕を振れ」と助言。「(桑原の)一番自信のある球を要求した」と直球で打ち取った。
大河原は遠投110メートル、捕球から二塁までの送球時間は1.9秒の強肩。「次戦も勝利に導きたい」。好リードと強肩でナインを引っ張っていく。
(2014年7月23日 福島民友・高校野球ニュース)
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