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「ベスト4」決定 いわき光洋が5点奪い逆転、学法石川下す

「ベスト4」決定 いわき光洋が5点奪い逆転、学法石川下す

【学法石川−いわき光洋】5回裏いわき光洋無死満塁、左中間に逆転の適時二塁打を放つ鈴木斗=いわきグリーンスタジアム

 第96回全国高校野球選手権福島大会第9日は23日、郡山市の開成山、いわき市のいわきグリーンの両球場で準々決勝4試合を行い、ベスト4が決まった。いわき光洋は5回の集中打で一挙5点を奪い5−2で学法石川を逆転で下し、3年ぶりの準決勝進出を決めた。日大東北は4−3で終盤に粘る福島商を退け、8連覇を目指す聖光学院は15−0の5回コールドで若松商に大勝した。白河は終盤に逆転し5−4で安達に競り勝った。24日は移動日で準決勝は25日、決勝は26日に開成山球場で行われる。

 いわき光洋・鈴木“納得の一打”
 快音を響かせた白球が左中間を切り裂き、塁を埋めた走者が次々と本塁にかえった。いわき光洋の鈴木斗舞(とうま)(3年)は二塁ベースの直前で大きくガッツポーズした。過去最高に並ぶ夏のベスト4を引き寄せた一打に「自分の打撃ができた」と納得の表情を見せた。
 今大会は再試合を含め4試合で14打数2安打。大会序盤に痛めた左足の影響で本調子にはほど遠い。準々決勝前日の22日、父正樹さん(37)と自宅近くのバッティングセンターに向かった。小さいころから不振に陥ると父の助言を仰いだ。肩甲骨の使い方を指摘され、修正に取り組み試合に臨んだという。
 逆転打は1点を追う5回無死満塁の場面で飛び出した。前の打席は内野ゴロに終わり「後悔しないスイングを」と外角の直球を振り抜き、最高の結果を出した。楢葉町出身の鈴木は野球チーム、仙台ボーイズ(仙台市)に所属していたが原発事故で続けていいか悩んだ時期があった。正樹さんの言葉に背中を押されて続けたが、正樹さんは避難先のいわき市から毎週末、片道約150キロ離れた仙台市まで送り迎えしてくれた。
 鈴木のグラブには「感謝」の言葉が刺しゅうされている。自分を支えてくれた人たちへの思いだ。次は昨秋と春の県大会で敗れた聖光学院。「まずは自分が塁に出る。後ろには頼りになる仲間がいる」とチーム一丸で初の決勝進出と、甲子園出場を狙う。
(2014年7月24日 福島民友・高校野球ニュース)

       >>>> 《 7月23日の試合結果 》
◎―― 開成山球場 ――◎
      日大東北、好機に着実 福島商、追撃あと一歩
 ▽準々決勝
福島商
0
0
0
0
0
0
1
1
1
3
日大東北
1
0
0
1
0
0
0
2
×
4
                                           
      白河、終盤に逆転劇 安達は反撃も実らず
 ▽準々決勝
白河
1
0
1
0
0
0
1
2
0
5
安達
0
0
1
0
3
0
0
0
0
4
                                          
◎―― いわきグリーンスタジアム ――◎
      聖光学院、投打がっちり 若松商は古川連投響く
 ▽準々決勝
聖光学院
6
1
4
3
1
 
 
 
 
15
若松商
0
0
0
0
0
 
 
 
 
0
                                            (5回コールド)
      いわき光洋、集中打で逆転 悔しさ残る学石ナイン
 ▽準々決勝
学法石川
0
1
0
0
0
0
1
0
0
2
いわき光洋
0
0
0
0
5
0
0
0
×
5
                                           
 

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