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聖光学院「V8」 延長11回サヨナラ、日大東北は力尽きる

聖光学院「V8」 延長11回サヨナラ、日大東北は力尽きる

【日大東北−聖光学院】延長11回裏聖光学院無死一、二塁、柳沼の左翼線二塁打で二走八百板(前列中央)がサヨナラのホームインし、喜びに沸く聖光学院ナイン=開成山球場

 第96回全国高校野球選手権福島大会最終日は26日、郡山市の開成山球場で決勝を行い、第2シード聖光学院が最大4点差を覆しての延長戦の末、7−6のサヨナラで第1シード日大東北を下し8年連続11度目の優勝、甲子園出場を決めた。夏の甲子園の8年連続出場は智弁和歌山(和歌山県)に並ぶ戦後最長記録。
 聖光学院は4点を追う9回2死から逆転劇を演じた。2死一、三塁から3番柳沼健太郎(3年)の左翼線二塁打で2点を加えると、4番安田光希(同)、5番伊三木駿(同)が三塁打を連ねて同点に追い付いた。延長11回には無死一、二塁から、再び柳沼が左翼線に二塁打を放ち、決勝の走者を迎え入れた。同じ顔合わせで戦った昨夏に続き2年連続で延長サヨナラ勝ち。11年ぶり8度目の優勝を狙った日大東北は先制を許したものの、2回に逆転。5回から8回まで8番大和田啓亮(同)の左越え本塁打などで加点して聖光を引き離し、主導権を握り続けた。しかし9回、力投を続けたエース大和田が聖光の反撃を抑えきれず、4点差を守りきれなかった。
 全国大会は8月9日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。組み合わせ抽選は6日、大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、聖光学院の対戦校が決まる。

 聖光学院・伊三木、「狙っていた」同点三塁打
 昨夏の決勝を再現したかのようだった。観客がかたずをのみ見守る9回2死三塁。聖光学院の5番伊三木駿(3年)は、日大東北の大和田啓亮(同)が投じた渾身(こんしん)の一球を振り抜いた。「狙っていた」という内角の球が右翼を越え、同点のランナーがかえってきた。
 閉ざされかけていた優勝の扉をこじ開けた。4点を追う9回、3番柳沼健太郎(同)が「つなぎの打撃ができた」と言い切る2点適時二塁打で2点差に迫ると、続く安田光希(同)が1点差となる右越え適時三塁打を放ち「後続を信じた」と伊三木に託した。
 5−6と1点差になった2死三塁の場面。伊三木の頭に大会直前に行った壮行試合の敗戦がよぎった。壮行試合では主力メンバーの「Aチーム」が2年生らの「Bチーム」に競り負けた。その時、最後の打者となったのが伊三木だった。「負ける悔しさが身にしみた。同じ悔しさは繰り返さない」と執念がバットに乗り移った。
 延長11回のサヨナラ勝ちを決めた瞬間、歓喜を爆発させる聖光ナインの輪の中に、伊三木の姿があった。8連覇を達成した聖光学院の次の目標は日本一。「日本一への山登りはまだ始まったばかり」と伊三木。敗戦ムードが漂っても最後まで勝利をあきらめなかった聖光ナイン。決勝で一回り成長したナインの目は頂上を見据える。
(2014年7月27日 福島民友・高校野球ニュース)

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