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日大東北、再び“王者の壁” 熱投の大和田、悲願に迫る
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【日大東北−聖光学院】9回裏聖光学院2死、安田(3)に三塁打を浴びマウンドのエース大和田(右)に駆け寄る捕手遠藤=開成山球場
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つかみかけた甲子園行きの切符が、熱投を続ける日大東北の大和田啓亮(3年)の手からするりとこぼれ落ちた。延長11回、この試合を1人で投げ抜いてきた大和田が、48人目の打者に投じた134球目の直球が左翼線にはじき返された。
1回、先制を許したが、何度も劣勢をひっくり返してきた打線が直後の2回に2点を奪い逆転。2回以降も小刻みに得点を重ねエースを援護した。
4点をリードして迎えた9回。昨夏の決勝で同じ相手に同点を許した因縁の回だった。「初回のつもりでぶつかってく」と大和田は強気の姿勢を貫いた。先頭打者を内野ゴロに仕留めた後、安打を許したが、次の打者を内野ゴロに打ち取り、併殺で勝利を手にしたかに思われたが、一塁は「セーフ」。その後の2死一、三塁から、わずかに球速が落ちた直球を打ち込まれた。
11回裏は内野に守備の乱れが生じて無死二、三塁のピンチ。大和田は自分を信じて最後まで腕を目いっぱい振り直球を投げ込んだ。「決勝が一番のピッチング。最高の球を投げたので悔いはない」と大和田。直球とともに信念を貫いた大和田の高校野球は終幕を迎えた。
(2014年7月27日 福島民友・高校野球ニュース)
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