【いわき海星−安積】１回裏安積１死二、三塁、先制の左前適時打を放つ山田。捕手西山＝あいづ球場

　来春の「センバツ」出場への第２関門となる第６６回秋季東北地区高校野球県大会は１２日、あいづ球場（会津若松市）で開会式と１回戦１試合を行い、熱戦がスタートした。出場２８校が上位３校に与えられる東北大会の出場権を争う。

　安積の主砲、チーム鼓舞
　先制適時打でチームを勢いづけた安積の主砲山田修平（２年）。新チームの主将と４番を任された山田が早速期待に応えた。
　初回の第１打席、外角の直球をたたきつけた。鋭い打球は三遊間を抜け、走者２人がかえった。山田の一振りでチームは試合の主導権を握る。３回に３番石橋将（２年）、６回には９番薄仁（１年）が快音を響かせ、追加点を挙げた。
　夏の大会以降、体力づくりと打撃練習に時間を費やしてきた。積み重ねてきた成果を出せた１勝に、山田は「チームをプレーで引っ張ることができた」と喜びをかみしめた。
　安積の秋の県大会での初戦突破は４年ぶり。次はベスト８入りを目指す。
（２０１４年９月１３日　福島民友・高校野球ニュース）