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 ▽2回戦
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東日大昌平、再試合で力尽く 花巻東に反撃糸口つかめず

東日大昌平、再試合で力尽く 花巻東に反撃糸口つかめず

【東日大昌平−花巻東】再三のピンチを防いだ東日大昌平の捕手後藤=石巻市民球場

 第67回秋季東北地区高校野球大会第3日は25日、宮城県の仙台市民球場で準々決勝2試合、石巻市民球場で再試合の2回戦1試合を行った。県勢は、第1代表の日大東北が準々決勝で仙台育英(宮城第1代表)と対戦。中盤以降に大量失点し、1−12で7回コールド負けした。
 第2代表の東日大昌平は花巻東(岩手第1代表)との再試合に挑んだが、2日間で24回に及んだ激戦の末、1−7で敗れた。
 このほか準々決勝で昨年の覇者・八戸学院光星(青森第1代表)が4−1で能代松陽(秋田第2代表)を退けた。第4日は石巻市民球場で準々決勝の残り2試合を行い、4強が出そろう。

 捕手・後藤、体張り8点目防ぐ
 2日間24回にわたる死闘の幕が閉じた。延長15回引き分けで臨んだ再試合。東日大昌平は2点を先制して主導権を握った前日とは打って変わって防戦を強いられたが、捕手後藤恵介(1年)を中心とした好プレーで反撃の時を待った。
 6点差を付けられ迎えた8回裏の花巻東の攻撃。1死三塁と1点を失えばコールド負けが決まる場面で、花巻東の1番打者が右翼に打球を飛ばした。右翼手菅沢蓮(2年)の捕球を見た三走が本塁に突っ込む。菅沢、一塁手小田幸樹(同)が素早い中継で本塁に返球すると、後藤が体を張り生還を阻んだ。
 チームは県大会準決勝、決勝で3失策ずつと守備に不安があったが、東北大会に向けて捕球やスローイングなど基礎練習を繰り返してきた。「いつも練習していることをやっただけ」と後藤。吉田幸祐監督は「よく8点目を防いでくれた」とねぎらった。
 後藤は、疲れが見え本調子にほど遠いエース藤田拓朗(同)を引っ張ったが、花巻東の走塁に苦しめられ、前日と合わせ7盗塁を許した。「スタートが早くて刺せなかった」と藤田。「良い試合では駄目。春は優勝したい」。悔しさを胸に刻んだ背番号2は、雪辱を期す戦いに向けて歩み始めた。
(2014年10月26日 福島民友・高校野球ニュース)

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