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福島工、8回に逆転 「エースのため」意志統一、集中打
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【福島工―安積黎明】8回裏福島工1死二塁、犠打と敵失で8点目のホームを踏み、ハイタッチを交わす2走佐藤快(左)=あづま球場
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勝負どころでの制球力や緩急を自在に操る堂々としたマウンドさばき。3回から救援した福島工のエース佐藤快斗(3年)の快投でチームが息を吹き返した。
初回に許した2点が重くのし掛かった終盤。「どこかで点を取ってくれるはず」と強気な姿勢を崩さなかった。味方の援護を信じ球速110キロ前後のカーブやチェンジアップを軸にスコアボードに0を並べた。8回には、ナインがベンチ前で円陣を組み「絶対に逆転しよう」と意志を統一。主将佐藤優希(3年)が泥臭く内野安打で出塁すると、打線がつながり、自身も左中間を深々と破る一打で勝利を手繰り寄せた。
佐藤快は春に左肩を故障。自問自答を重ねながら、地道な体幹トレーニングや走り込みを積み重ね、制球力や打力に磨きを掛けた。
勝利が決まると、OBが駆け付けたスタンドが快挙に沸いた。次戦は夏の大会通算50勝の節目と46年ぶりの4強進出が懸かる。母校を率いて9年目の広瀬修一監督は「伝統を築いた先輩のおかげで今のチームがある。歴史を塗り替えたい」と闘志を胸に秘める。佐藤快もまた強い覚悟を胸に言い切った。「周り人たちの期待に応えたい」。
(2015年7月21日 福島民友・高校野球ニュース)
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