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福島商、9回あと一本 ナイン一丸で最後まで“必笑野球”
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【福島商−日大東北】9回表福島商2死一、二塁、三塁への重盗を成功させる二走佐藤真
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「雪辱を果たせなかった」。昨夏の準々決勝の日大東北戦に敗れ、号泣する先輩の姿を目にした福島商の主将佐藤真実(3年)。「今回は絶対に負けない」と闘志を燃やして臨んだ一戦だったが、「好機を生かせなかった」と先輩と同じ悔し涙を流した。
チームは3月から「必笑」を合言葉に戦ってきた。点差が開くと下を向く「悪い癖」を直し、劣勢に陥っても最後まで諦めずにプレーするとの思いを込め、部員全員で決めたという。
1−2で迎えた最終回、一丸となり笑顔で円陣を組み、昨夏のリベンジを誓った。逆転勝利に向けて手繰り寄せた2死一、二塁の場面。「このままでは終われない」と、二走佐藤と一走関根雅(同)が重盗を成功させた。勝利の光が差し込んだかに見えたが、あと一本が出ず、涙をのんだ。
最後まで「必笑野球」を貫いた福島商ナイン。チームをまとめた主将は「最高の仲間と戦えた。ありがとうと伝えたい」と感謝の言葉を述べた。
(2015年7月26日 福島民友・高校野球ニュース)
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