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聖光学院「V9」、全国で戦後最多 日大東北は雪辱ならず
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智弁和歌山を抜き戦後最多となる9年連続夏の甲子園切符を勝ち取り、喜びを爆発させる聖光学院の選手=福島市・あづま球場
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第97回全国高校野球選手権福島大会最終日は26日、福島市のあづま球場で決勝を行った。第1シード聖光学院が3−2で第2シード日大東北に逆転勝ちし、9連覇を達成、12度目の甲子園出場を決めた。夏の甲子園の9年連続出場は智弁和歌山(和歌山県、2005〜12年)を上回り全国で戦後最多。全国大会は8月6日に開幕する。高校野球100年目の夏、歴史を塗り替えた称号を引っ提げ、昨夏のベスト8を超え、全国制覇を狙う。
初回に1点を先制された聖光学院は2回、1死一塁から7番勝沼拓海(3年)が左越え三塁打を放ち同点。続く8番柳龍二(同)の二ゴロの間に三走勝沼が生還して勝ち越した。5回は2番村崎龍馬(同)と3番浅見豪志(同)の連続右前打と死球などで2死一、三塁の好機をつくり、5番笠原輝(同)の左前適時打で3点目を挙げた。日大東北は好機をつくったものの打線につながりを欠き、過去2年連続でサヨナラ負けを喫した聖光学院にあと一歩及ばなかった。
組み合わせ抽選会は3日に大阪市北区のフェスティバルホールで開かれる。
聖光学院“成長の証し” 苦しさ乗り越え栄冠
福島市のあづま球場で26日に行われた第97回全国高校野球選手権福島大会決勝。全国で戦後最多となる9連覇を果たした聖光学院だが、大会前は勝てない試合が続き、どん底を経験していた。「勝つために妥協しない」。苦しい時期を乗り越えた選手たちは、全員で勝利を喜んだ。
3年連続同一カードとなった決勝。聖光学院ナインは堂々とした姿でグラウンドに立ち続け、過去2年サヨナラ負けの雪辱に燃える日大東北を振り切った。「あっさりしていた」。三浦陸主将(3年)は昨秋のチーム状況を振り返る。身体能力に優れ、「歴代随一のスケール」と評された新チームだったが、劣勢を追い掛けるなど厳しい試合展開にはもろかった。
冬場に雪の上でバットを振るなどした成果が実り、春の県大会は優勝。しかし、続く東北大会で花巻東(岩手)に敗れると、直後の県北支部選手権でも完封負け。夏前に再び、勝負弱いチームに戻りつつあった。
県北支部選手権で敗れた翌日、選手たちは練習をせず、朝から夜までミーティングを繰り返した。互いの改善点を言い合い、練習態度や生活面など、泣きながら本音をぶつける選手もいた。足元を見つめ直したことでチームには粘りが生まれ、決勝で見せた逆転勝利こそ、連覇を紡いできた先輩たちに示した成長の証しだった。「今日はみんなで喜び、明日から切り替える。最後まで厳しくし合える仲間でありたい」と三浦主将。その視線は、歴代のチームが成し遂げられなかった日本一を見据えている。
(2015年7月27日 福島民友・高校野球ニュース)
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