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甲子園の開会式で演奏 相馬東高の山本さんと渡辺さん

甲子園の開会式で演奏 相馬東高の山本さんと渡辺さん

甲子園の開会式に向けて練習を重ねる山本さん(右)と渡辺さん。「仲間と一緒だという気持ちで演奏したい」と声をそろえる

 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で8月6日に開幕する第97回全国高校野球選手権大会。開会式には本県から、全国で戦後最多の9連覇を達成した聖光学院高だけでなく、相馬東高吹奏楽部の山本愛美さん(18)と渡辺佳子さん(17)=ともに3年=も参加する。東日本大震災で被災した岩手、宮城両県と、大阪の高校生とともに大会歌「栄冠は君に輝く」や大会行進曲などを演奏する2人は、甲子園から本県の復興を発信しようと本番に向け、練習を重ねている。
 山本さんはトランペット、渡辺さんはユーフォニアムを担当する。大舞台での演奏が決まり、「プレッシャーはあるけれど、きちんと練習して堂々と演奏したい」と山本さん。初めて甲子園を訪れる渡辺さんは「得るものはたくさんあるはず。それらを後輩たちに伝えたい」と話す。
 渡辺さんは震災後、一時埼玉県加須市で避難生活を送った。避難先では楽器に触れることができなかったが、避難先の中学校の音楽教諭に誘われてチューバを演奏。「音楽ができるのは当然のことではなく、誰かの支えがあるからこそできるということに気が付いた」という。
 2人を推薦した同校吹奏楽部顧問の萩原敬士さん(33)は「大舞台でしっかりと演奏できる技術のある生徒」と太鼓判を押す。渡辺さんは副部長、山本さんはトランペットのパートリーダーとして仲間を引っ張る存在。萩原さんは「一生懸命に取り組んでいる。大舞台での経験はきっと仲間たちによい影響を与えてくれるはず」と甲子園での活躍に期待を寄せる。
(2015年7月28日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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