初戦突破に闘志を燃やす聖光ナイン＝津門中央公園野球場

　東海大相模（神奈川）との初戦を控え、聖光学院は１１日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で約２時間練習、試合に向けてナインが気持ちを高めた。
　エース森久保翔也（３年）ら４投手はブルペンで打者を立たせ、それぞれ約３０球を投じ、低めの制球力を磨いた。打撃陣は打撃投手２人とマシン２台でフリー打撃を行った。その後、走者を一、三塁に置き、実戦を想定したシート打撃で相手投手攻略のイメージを固めた。斎藤智也監督は「選手はいい状態。（相手に）食らいつき勝利を狙う」と初戦を見据えた。

　聖光学院応援団が出発
　聖光学院の応援団一行は１１日夕、同校から阪神甲子園球場に向けて出発した。
　野球部員とブラスバンド部員、生徒、教職員ら約２００人がバス６台に分乗し、応援で使うメガホンや太鼓、福島大会で戦ったチームから託された千羽鶴を積み込んだ。生徒会は、約２週間かけて作った今年のチームスローガン「感動」の文字が入った千羽鶴を一行に託した。次期生徒会長の平井拓己さん（２年）は「優勝を目指して頑張ってください」とエールを送った。
　保護者らは別のバスで向かった。聖光学院の応援団は、新幹線で現地に向かう人や関西県人会の会員らを含め総勢約１０００人となる。
（２０１５年８月１２日　福島民友・高校野球ニュース）