女子２００メートル個人メドレーで優勝し、五輪代表入りを決めてガッツポーズの加藤和＝東京辰巳国際水泳場

　競泳のロンドン五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第４日は５日、東京辰巳国際水泳場で行われ、女子２００メートル個人メドレーで福島市出身の加藤和（いずみ）（山梨学院大４年、桜の聖母短大卒）が２分１１秒７９のタイムをマークして２連覇、五輪派遣標準記録を突破し、初めての五輪出場を決めた。
　ロンドン五輪出場決定は県勢第１号。本県出身選手が水泳競技で五輪に出場するのは初めて。ロンドン五輪は７月２５日に開幕する。
　４コースからスタートの加藤はバタフライで３番手に位置し、背泳ぎで追い上げ、得意の平泳ぎでトップに立つと、最後の自由形で後続を引き離した。

　タイムは予想通り
　加藤和の話　本当に（五輪に）行きたかった。４年前に悔しい思いをしたので、今の自分に勝てるように力を出そうと思って泳いだ。タイムは予想通りだった。（五輪に向けて）自分に負けないように頑張りたい。
（２０１２年４月６日　福島民友ニュース）