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「成長の4年」夢かなう 加藤選手、福島の声援に感謝
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競泳の日本選手権女子200メートル個人メドレーで優勝して五輪代表入りを決め、笑顔で声援に応える加藤和選手=5日、東京辰巳国際水泳場
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涙に暮れた春から4年。抱き続けた五輪出場の夢をついにかなえた。東京辰巳国際水泳場で5日に行われた競泳のロンドン五輪代表選手選考会を兼ねた日本選手権。女子200メートル個人メドレー決勝に出場した福島市出身の加藤和(いずみ)選手(山梨学院大4年、桜の聖母短大卒)は2位に1秒16の大差をつけて快勝、派遣標準記録を突破し、念願の「五輪切符」を手にした。水泳競技では、本県出身選手で初の五輪出場となり、快挙を成し遂げた加藤選手の活躍に、県内の水泳関係者は沸きに沸いた。
「福島の期待を一人で背負ってよくやってくれた。文句のつけようがない」。レースを会場で見守った県水泳連盟競泳委員長の末永敏則さん(42)は興奮冷めやらぬ表情で快挙をたたえた。スタンドで見守った福島スイミングスクールの小柳隆行コーチ(43)は「プレッシャーに勝ち、すごくいいレースだった」と成長に目を細めた。
本県からの応援を常に感じていた加藤選手。「福島の声援がなければ、ここまで来ることはできなかった。福島への思いを泳ぎで表すことができてよかった」。7月に迎える「夢舞台」での活躍を故郷に届けることを誓った。
(2012年4月6日 福島民友ニュース)
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