「自分持って臨めた」 加藤選手、全力尽くし表情すっきり
31日に行われた競泳女子200メートル個人メドレーの加藤和(いずみ)(福島市出身・山梨学院大4年、桜の聖母短大卒)は準決勝で2分14秒47、14位となり、決勝進出を逃した。加藤は準決勝1組に登場。バタフライで6位と出遅れ、背泳ぎでさらに後退し8位。得意の後半、平泳ぎと自由形でも流れを変えられず、同組7位でゴール。自己記録の2分11秒79から2秒以上遅れ、目標だった自己ベストでの決勝進出はかなわなかった。目標の決勝進出は逃したが、現地でレースを見守った両親や関係者は、初めての五輪舞台で全力を尽くした加藤選手の奮闘をたたえた。
準決勝の加藤選手は序盤からスピードに乗れなかった。「ベストを出したかったが、自分を持ってレースに臨めたのは良かった」とすっきりした表情だった。
山梨学院大で同学年の鈴木聡美選手が女子100メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した後に、同じ1コースを泳いだ。「聡美ちゃんが1コースを温めてくれたので、決勝に残りたかったけど。悔しいけど、実力がなかった」と敗北を受け入れた。
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