JOC招待の被災地中学生らがトライアスロン観戦
日本オリンピック委員会(JOC)の招待でロンドンを訪れている、東日本大震災で被災した本県をはじめ、岩手、宮城、茨城4県の中学生20人は4日、ロンドン市内でトライアスロン競技を観戦、日本人選手に声援を送った。本県からは、富岡町からいわき市に避難している日下みどりさん(平一中2年)と、大熊町から福島市に避難している高橋柚花さん(信陵中3年)、長正憲武君(福島一中1年)、奥山楓さん(中村一中3年)の4人が参加している。
20人はこの日、JOCが選手支援や五輪招致の活動拠点としているロンドン市内のジャパンハウスを訪問。国際オリンピック委員会(IOC)のサー・ミャン・ウン副会長と懇談したほか、現地に留学し、寮生活で勉強に励む立教英国学院の中学生らとフラフープを使ったゲームなどを通して交流した。この後、同所近くで行われたトライアスロン競技の自転車を観戦。小旗を振りながら興奮した様子で世界のトップ争いに見入っていた。20人は陸上やホッケー競技などを観戦し、8日に帰国する。
(2012年8月6日 福島民友ニュース)
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