久保倉、今季ベストの55秒85 陸上・女子400障害予選
ここ大一番で今季ベストの55秒85を出すところに日本記録保持者の風格が漂った。女子400メートル障害の久保倉里美(新潟アルビレックスRC、福島大卒)はタイム順で予選を通過、準決勝に進んだ24人中19番目のタイムだった。
予選最終5組に登場。前半は積極的に飛ばす海外勢に遅れたが、最後の直線で粘り、5位でゴール。4位まで入れば着順で準決勝進出が決まるが、「(準決勝進出を示す)『q』の文字が電光掲示板について正直ほっとした」。4年間ずっと目指し、勝負の場と位置付ける「準決勝」への切符をつかみ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
「北京の時は4年に1度の特別なレースと感じて挑んだが、今回は普段のレースと一緒に感じることができた。落ち着いてレースができている」。北京を経た4年間の成長の証しだ。
(2012年8月7日 福島民友ニュース)
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