なでしこジャパン「銀」 鮫島、丸山選手ら奮闘
サッカー女子の「なでしこジャパン」は、決勝で米国に1―2で敗れ「銀」だった。前半8分に先制され、後半9分に追加点を許した。18分に大儀見優季(25)=ポツダム=が1点を返したが、反撃も及ばなかった。米国は3連覇。日本女子は初のメダルで、サッカーでは68年メキシコ大会男子の「銅」を超えた。
メダルで恩返し
「福島、双葉の人たちのメッセージが背中を押してくれた」「福島のために頑張ろうという思いでつかんだ銀メダル」―。ロンドン五輪のサッカー女子で本県ゆかりの選手たちは、津波や原発事故で被災した本県へ、それぞれの思いを背負いながらピッチに立った。東京電力女子サッカー部マリーゼでプレーした経験を持つDF鮫島彩(25)=仙台、FW丸山桂里奈(29)=大阪高槻=の両選手。ワールドカップ(W杯)に続く頂点には一歩届かなかったが、声援を送り続けた本県に恩返しのメダルを贈った。
(2012年8月11日 福島民友ニュース)
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