諦めぬ姿に勇気 なでしこに県民熱い声援
米国との決勝でW杯の世界王者にふさわしい堂々とした戦いを演じ、男女を通じて五輪で初の銀メダルを獲得した「なでしこジャパン」。その活躍に県民も元気をもらった。
素晴らしい試合
元県選抜の仲間佐藤さん 2005(平成17)、06年の国体に女子サッカーの本県選抜として出場、鮫島彩、丸山桂里奈両選手とチームメートだった伊達市臨時職員の佐藤淳未さん(27)=桑折町=は金メダルへの挑戦を自宅のテレビで見守った。「お互いにレベルが高い、本当に素晴らしい戦いを見せてもらった。日本の女子サッカーが世界から注目されていることが実感できた」と満足の様子だった。
観客席から応援
英国マンチェスター大に語学研修で訪れているいわき市出身の大学3年生鈴木菜月さん(20)は決勝のチケットを手に入れ、観客席から応援した。
鈴木さんは「決勝の場に日本代表がいるということが感激だった」と話した。観客席には米国人が多く「USA」の掛け声に押され気味だったという。しかし途中から手拍子に合わせた日本の声援が盛り上がり、「精いっぱい応援できた」。
試合後には、近くの米国人から「いい試合だった」と握手を求められたという。「平和の祭典にふさわしい試合だったと思う」と振り返った。
(2012年8月11日 福島民友ニュース)
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