接戦を制し、４４年ぶりの栄冠を勝ち取った船引のアンカー玄葉健一郎（３年）＝西郷村台上コース

　第５４回県中学校体育大会駅伝競走大会は５日、西郷村台上稗返しを発着点とするコースで行われ、男子は船引（田村市）が１９６７（昭和４２）年以来となる４４年ぶり４度目の優勝、女子は安積二（郡山市）が初優勝を飾った。県中学校体育連盟などの主催。
　大会には各地区予選を勝ち抜くなどした男子３５校、女子３４校が出場。このうち震災と原発事故の影響で予選のなかった相双地区からはチーム編成できた男子５校、女子４校が出場した。男子は６区間１８キロ、女子は５区間１２キロのコースで、全国大会出場を懸けて、たすきをつないだ。
　男子は最後まで猛烈なトップ争いを繰り広げたが、船引が第２区以降、１位を死守して逃げ切った。女子は安積二が１区から１位を譲らない危なげないレース運びで制した。
　船引と安積二は１２月１７〜１８日、山口県で開かれる全国大会に、男女各上位３校は１１月４〜５日に青森県で開かれる東北大会に出場する。
（２０１１年１０月６日　福島を走る・福島民友ニュース）