> ニュース一覧 |
|
ランナー、それぞれの思い いわきサンシャインマラソン
|
津波被害で解体された漁協跡の近くを走る選手たち=江名港
|
いわき市で12日、6785人が出場して開かれた第3回いわきサンシャインマラソン。津波被災の傷跡が残る地域を走ったフルマラソンのランナーたちは、それぞれの思いを抱えていた。
同じ市内でも、沿岸部と内陸部では被災の状況が異なる。いわき市常磐の西村康(いわき21RC)は「厳粛な気持ちで走った」。2年連続出場の同市泉ケ丘に住む町田万里子は、走ることが、どこか申し訳ないような気もしていたという。いざ大会に参加すると、昨年以上に熱の入った声援が励みに。「走りながら、涙が出た」という。
栃木県の高世孝は数年前まで同市に勤務。かつての知り合いが、津波で家族や家を失ったことに心を痛めた。「(県外では)震災への関心がだんだんと薄くなってきているような雰囲気を感じて、切ない」。沿道の応援が「温かいものだった」と振り返る高世は「復興に向けて『一緒に頑張る気持ち』を忘れない」と話した。
(2012年2月15日 福島を走る・福島民友ニュース)
|
|
民友携帯サイト
右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。
|
|
|
|