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高本「貴重な経験」 県総体陸上で先導の佐藤敦之追走
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【男子5000メートル決勝】佐藤敦之(中国電力)をペースメーカーに、初優勝した高本真樹(左)(学法石川高)=あづま陸上競技場
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第65回県総合体育大会陸上競技・第67回県陸上競技選手権大会は12日、福島市のあづま陸上競技場で4日間の日程で開幕。初日は男女8種目で決勝を行い、北京五輪マラソン代表の佐藤敦之(中国電力)がオープン参加で出場した男子5000メートルは、高本真樹(学法石川高2年)が14分41秒14で制した。
「日本を代表する人に引っ張ってもらって光栄。貴重な経験だった」。男子5000メートルを14分41秒14で制した高本は、オープン参加の佐藤敦之と一緒のレースを経験し、目を輝かせた。
佐藤は「何か力になれれば」と出場、ペースメーカー役を買って出た。レース前、「自己ベストを更新する14分20秒台で走りたい」という高本の希望を聞き、佐藤は手本となるレースを展開、何度も後ろを振り返って高本らの様子を確認しながら走った。
高本は攻めの走りで佐藤に付いていき、3000メートルまでは自己ベストのペースだったが、残り2000メートルから失速。目標タイムに届かず悔し泣きする高本に対し、佐藤は「泣くな。胸を張れ」と声を掛けた。
佐藤は「悔しくて泣くのではなく、強い気持ちを持ってほしい。若い子たちの“やってやる”という気持ちを引き出したい」と語り、「福島を引っ張る、乗り越えていくという意気込みで頑張ってほしい」とエールを送った。
(2012年7月13日 福島を走る・福島民友ニュース)
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