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男子は学法石川が2年連続4度目V 県高校駅伝

男子は学法石川が2年連続4度目V 県高校駅伝

【男子】タスキを握りしめゴールする学法石川のアンカー車田=田村市陸上競技場

 全国大会出場を懸けた男子第57回、女子第30回県高校駅伝競走大会は24日、田村市陸上競技場を発着点とした男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロで行われ、男子は学法石川が2年連続4度目、女子は田村が5年連続18度目の優勝を果たした。両校は12月23日に京都市で開かれる全国大会に出場する。男子は、相双地区の5校でつくるオープン参加の「相双」を含む45チームが出場。学法石川は3区で先頭を走る田村を2位から逆転、田村の追い上げを振り切り2連覇を達成した。男女上位5校は11月8日に秋田県の田沢湖周辺で開かれる東北大会に出場する。

 エース高本、3区で逆転
 エースの力走が2年連続の「都大路」への扉をこじ開けた。先頭から3秒差の2位でタスキを受けた学法石川の3区・高本真樹(2年)はラスト2キロで前を行く田村の戸沢奨(1年)を捉え一気に逆転、後続の快走を呼び込んだ。優勝の立役者は「自分の走りができた」と胸を張った。
 昨年は挫折を味わった。全国大会でエース区間の1区を走り40位。「緊張もあったが、自分の力が足りなかった」。今夏のインターハイでは5000メートルで決勝進出、着実に実力と自信を付けて今大会に臨んだ。
 後輩たちの活躍も高本の闘争心をかき立てた。1区・山田攻(1年)は先頭に18秒差の好位置につけ、2区・林尚範(同)も3秒差に縮めた。「思った以上のタイム。先頭の背中が見え、やってやると思った」と高本。総合力が、エースの走りを後押しした。
 松田和宏監督も「エースとしての自覚が出てきた」と目を細める。全国大会では今年も1区に起用予定で「昨年は力が足りなかったが、もともと大一番に強いタイプ」と期待する。高本は成長した姿を都大路で見せつけ、雪辱を果たすつもりだ。
(2012年10月25日 福島を走る・福島民友ニュース)



 


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