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一体感がパワーに 草野さん一家5人、フルマラソン完走
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家族5人が完走し、笑顔を見せる草野さん一家
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いわき市で10日に開かれた「日本の復興を『いわき』から〜第4回いわきサンシャインマラソン」。東日本大震災の発生から約2年がたち、復興が進む浜街道を会場に、ランナーは古里再興への祈りや、家族の絆などさまざまな思いを胸にコースを熱走した。沿道からは観衆が大きな声援を送ったほか、スタッフらも精いっぱいのサポートでランナーを後押し。関係する全ての人々が一体となって「元気な福島」を発信した。
「よくやった。ごくろうさん」。いわき市の自営業草野充宏さん(56)は、時間制限の6時間ぎりぎりでゴールに飛び込んできた娘2人を満面の笑みで出迎えた。今大会は妻とよ子さん(53)、長女宏美さん(23)、長男宏高さん(23)、次女友紀さん(21)の家族5人でフルマラソンに出場、全員が完走した。スポーツマンの充宏さんは、地元で大会が開かれるのを知りマラソンを始め、第1回大会から連続出場している。充宏さんの姿を見て、子どもたちも挑戦。今大会は初めてとよ子さんも出場を決意。「みんなのように自分も挑戦してみようと思って」と動機を話す。ほぼ毎日3、4キロをジョギングし、大会に備えた。充宏さんは「今夜、家族そろっての反省会が楽しみ」と話し、家族の絆を一層強めたようだった。
(2013年2月11日 福島を走る・福島民友ニュース)
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