【女子ハーフＡ】ベテラン勢をかわし、初優勝でゴールする桑原絵理（ＡＣ須賀川）＝猪苗代町総合体育館前

　初出場で女子ハーフＡを制した桑原絵理（ＡＣ須賀川）は、２０１１（平成２３）年に優勝した大谷瑠美（三阪小職員）に３分近く差を付ける圧倒的な走りを披露。「最後まで足が持って良かった」。大きなペースの乱れもなく完走できたことに安堵（あんど）の表情を見せた。
　雨の中のスタートで寒さが心配されたが、徐々に体も温まり駆け出しは上々。１５キロ地点では「向かい風と雨が強くて前に進まず、きつかった」と悪天候に苦しんだが、沿道で応援する市民からの声援を励みに粘り強い走りで駆け抜けた。
　中学時代から陸上を始め、清陵情報高でも５０００メートルなどで活躍してきた。社会人になっても、出勤前や帰宅後など時間を見つけてはジョギングに励む。今年は１０回以上の大会に出場しており、須賀川市で２０日に開かれた円谷幸吉メモリアルマラソンに続いての優勝となった。日々の練習で磨き上げた実力を見せつけ、来年の大会出場へも意欲を見せた。
（２０１３年１０月２８日　福島を走る・福島民友ニュース）