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佐藤敦之選手“現役生活に幕” 山あり谷あり、最後は笑顔

 「山あり谷ありの競技人生だった」。2008(平成20)年の北京五輪で完走選手中最下位の76位という大きな挫折を味わいながら、翌年の世界選手権ベルリン大会で6位入賞と復活を遂げた本県を代表するマラソンランナー佐藤敦之選手(35)=会津坂下町、中国電力。現役最後のレースを走り終えると、いつものように42.195キロのコースを振り返り、一礼した。日本のマラソン界を沸かせてきた熱いランナーは笑顔で現役生活に別れを告げた。
 ラストランの舞台となった福岡国際マラソンは01年、中国電力で入社1年目に出場し、07年には日本歴代4位の2時間7分13秒をマーク、北京五輪代表の座をつかんだ思い入れのある大会。「節目に福岡があった」と引退レースに選んだ。スタートから5キロは16〜17分台のペースを刻み、トップ集団から離れても一歩一歩ゴールを目指した。30キロ付近から足が動かなくなり、31キロすぎの折り返し地点を通過してきたトップ集団と擦れ違った。「6年前はあの速さで走ってたんだな」と当時を思い返した。6年前にマークした自己ベストから25分以上遅い2時間33分0秒で142位のゴール。「悔しい」と口にする一方、「プレッシャーから解放されてレースが楽しかった」と晴れやかな表情も見せた。
 「夢は世界に通用する選手を育てること」。マラソンに人生を懸けてきた熱い魂を次の世代に引き継いでいく。
(2013年12月2日 福島を走る・福島民友ニュース)



 


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