先導の大役に意気込む野本巡査長（左）と猪狩巡査

　いわき市で９日に開かれる「日本の復興を『いわき』から―第５回いわきサンシャインマラソン」で、県警交通機動隊福島分駐隊の野本春恵巡査長（２６）と猪狩七美巡査（２３）が、フルマラソン部門の先導役を務めることになった。同市出身という２人。女性白バイ隊員「スノーラビッツ」として故郷に勇姿を披露しながら、「ランナーの走りをサポートしたい」と大役に意気込んでいる。
　野本巡査長は中央線側、猪狩巡査は沿道側を担当する。野本巡査長がランナーとの距離を計って走行、猪狩巡査は野本巡査長と同調しながら沿道に目を配る。
　野本巡査長は同市常磐関船町出身。６年前から白バイに乗って業務、先導はこれまで３度担っているという。昨年１２月に結婚したばかり。結婚を機に３月での退職が決まっており、「最後の先導が地元。良い思い出をつくりたい」としみじみ語る。
　猪狩巡査は同市勿来町出身。白バイ隊員を志し１年前から任務に就いている。先導経験は１度ある。「知り合いや親族が沿道で見てくれると思う。地元で走ることができ、楽しみでわくわくしている」と意欲を見せる。
（２０１４年２月７日　福島を走る・福島民友ニュース）