健脚を競った参加者ら

　福島市のシンボル・信夫山の坂を駆け上がる「信夫山古道御神坂・福島絆マラソン」は８日、同市の信夫山で開かれ、男子は鏡石町の公務員塚原健司さん（２８）、女子は郡山市のパート会田智子さん（３６）が優勝した。同実行委員会の主催、福島民友新聞社などの後援。
　同実行委員会が、東日本大震災の風化を防ぐメモリアルイベントとして開催。今回で３回目。最初にゴールしたランナーは幸福男・幸福女に認定される。
　県内外から男性２７人、女性９人が出場した。参加者は古里への思いを胸に、信夫山麓の黒沼神社から、羽黒神社登り口までの約４キロ、高低差１６０メートルのコースを完走した。優勝した塚原さんは「沿道の声援のおかげで気持ちよく走れた」と初の幸福男を喜んだ。
（２０１４年３月１０日　福島を走る・福島民友ニュース）