サブイベントのリレーで白熱したレースを繰り広げる女子中学生

　福島市のとうほう・みんなのスタジアム（あづま陸上競技場）で７日に開かれた日本陸上競技選手権大会第２日、競技開始前に行われた県内の中学、高校生が参加するサブイベントの「ふくしまリレーズ」で、若者たちが一流選手と同じ「夢舞台」のトラックを駆け抜けた。
　約５００人が参加。中学、高校で、それぞれ男女別に４００メートルリレー、１０００メートル記録会に臨んだ。会場に選手紹介のアナウンスをしたほか、選手の動きを大型スクリーンに映し出すなど、日本陸上と同じ進行で行われた。８日は小学生のリレーと１０００メートル記録会を行う。
　「走っていて気持ちよかった」。リレーで第１走者を務めた中央台南中の福井佳奈さん（２年）は声を弾ませ、「（将来は）日本陸上に出られるよう頑張りたい」と意欲を燃やした。
　スタジアムの盛り上がりが選手に伝わり、好記録が続出。西郷一中の桜井奈菜さん（３年）は「一流選手と同じ舞台で感動した。いい走りができた」と満足そう。
　「いつもと周りの空気が違い、士気が高まった」とレースを振り返った北信中の小林礼人君（３年）は「きれいな走り方を見て勉強したい」と熱心に観戦した。
（２０１４年６月８日　福島を走る・福島民友ニュース）