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女子400障害で久保倉「8連覇」 日本陸上選手権・最終日
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【女子400メートル障害】8連覇を達成した久保倉(新潟アルビレックスRC)=8日、福島市・とうほう・みんなのスタジアム
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陸上の日本一を決める第98回日本陸上競技選手権大会最終日は8日、福島市のとうほう・みんなのスタジアム(あづま陸上競技場)で男女計16種目を行い、県勢は女子400メートル障害で久保倉里美(新潟アルビレックスRC、福島大卒)が8年連続8度目の優勝を飾った。
大会の結果を受け9日、韓国・仁川のアジア大会代表が発表され、県勢では、久保倉と、同400メートルで3位の千葉麻美(東邦銀行)の2選手が選ばれた。千葉は1600メートルリレーでの選出。両選手とも3度目のアジア大会出場となる。復興応援を目的に国内のトップアスリートが集った日本陸上最終日は、同400メートル障害で県勢の青木沙弥佳(東邦銀行)も3位入賞、久保倉と共に表彰台に上った。男子100メートルでは桐生祥秀(東洋大)が10秒22で初優勝。女子100メートルは福島千里(北海道ハイテクAC)が11秒69で5年連続6度目の優勝を果たした。
久保倉、視線は“アジア女王”
圧巻の走りだった。最終コーナーを曲がると2位以下を引き離した。トップ選手に育ててくれた特別な場所、福島での優勝。女子400メートル障害で前人未到の8連覇を達成した女王・久保倉里美(新潟アルビレックスRC、福島大卒)は「うれしかった」と万感の思いを言葉に込めた。
好スタートを決め積極的にレースを進めた。中盤まで、予選を57秒33で1位通過した吉良愛美(アットホーム)との一騎打ちの様相を呈したが、最終コーナーを抜けると吉良を振り切り、勝負は決した。久保倉は「周りを気にせず、常に勝つことと日本記録を目指している」と言い切る。8連覇の重圧も感じず、当然のごとく優勝を手中に収めた。
ただ、アジア大会派遣設定記録B(56秒07)にも届かない56秒39の記録には満足していない。決勝は「日本記録を狙う」とスタートラインに立った。大きなミスもなく調子も良かったが、記録が思うように伸びなかった。「感覚にズレがある」と久保倉は分析、「何が悪いのかを練り直したい」と早くも次を見据えた。「さらに上を狙いたい」。向上心もつきない久保倉の目標は手にしていないアジア女王の座だ。
(2014年6月10日 福島を走る・福島民友ニュース)
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