出発地点の羽鳥湖高原レジーナの森をスタートする選手たち

　天栄村から板室温泉（栃木県那須塩原市）に至る約１００キロを２４時間以内に走破する「東北復興の架け橋　ＦＵＫＵＳＨＩＭＡ―ＮＡＳＵロングトレイル」が２８日から２９日早朝にかけて行われ、山岳コースなどを走る過酷なレースに選手らが健脚を競った。
　北海道から沖縄まで県内外から４３３人がエントリー。天候や夜間コースの厳しさを克服し、二岐温泉と甲子温泉キョロロン村、那須湯本温泉、沼原池、深山湖の五つのチェックポイントを制限時間内に通過しなければならない。選手らは２８日午前５時に天栄村の羽鳥湖高原レジーナの森を一斉にスタート。累積標高６９００メートルの過酷なコースに闘志を燃やし走りだした。
　大会は実行委の主催、天栄村、西郷村、那須塩原市、那須町などの後援。東日本大震災からの復興を後押ししようと初めて開かれ、両県の関係者約４００人がボランティアとして裏方で支えた。
（２０１４年６月２９日　福島を走る・福島民友ニュース）