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男子は船引が5度目V 県中学駅伝、4区で巻き返す
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5度目の栄冠を手にした船引のアンカー渡辺(3年)=南相馬市博物館周辺コース
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第57回県中学校体育大会駅伝競走大会は2日、南相馬市博物館周辺コースで行われ、男子は船引が3年ぶり5度目、女子は若松一が3年連続3度目の優勝を飾った。
地区予選を勝ち抜いた男女各36校が出場。男子は6区間18.124キロ、女子は5区間12.124キロで全国大会出場を懸けて、たすきをつないだ。1区で2位と好スタートを切った船引は2、3区で順位を落としたが、4区で巻き返してトップに立つと5、6区とも安定した走りで後続を振り切った。男女の優勝校は12月13、14の両日、山口県で開かれる全国大会の出場権を手にした。優勝校を含めた男女上位3校は11月7、8の両日、岩手県で開かれる東北大会に出場する。
4区・玄葉、下りで真骨頂
「よっしゃー」。人さし指を突き上げながらゴールテープを切った船引のアンカー渡辺龍平(3年)は雄たけびを上げた。2位に甘んじた昨年の雪辱を果たした。渡辺は満面の笑みで歓喜の輪に加わった。
1区のエース粠田健司(3年)が手堅い走りで2位でたすきをつないだが、2、3区でブレーキがかかった。チームの窮地を救ったのは佐藤洋平監督が第2のエースと呼ぶ4区の玄葉隆太郎(同)。区間賞の快走でトップを奪った。「下りが得意」とする玄葉は中盤過ぎの下り坂で仕掛けた。自分の強みをしっかりと生かした走りだった。
「追い上げられる不安はあったが、調子は良かった」と話すアンカーは落ち着いていた。後続との差をしっかりと把握し、ゴール前の上り坂で勝利を確信した。
「最高の走りを見せてくれた。精神的にも強くなった」。佐藤監督は栄冠を手にした選手たちをたたえた。選手層の厚さと総合力を示した船引。次は全国の厚い壁に挑む。
(2014年10月3日 福島を走る・福島民友ニュース)
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