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学法石川・女子は絆強め劇的2秒差V 県高校駅伝
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【女子】最後の力を振り絞りゴールする学法石川のアンカー三瓶=猪苗代町総合体育館前
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全国大会出場を懸けた男子第59回、女子第32回県高校駅伝競走大会は15日、猪苗代町総合体育館(カメリーナ)前を発着点とする男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロで行われ、学法石川が2年連続男女で優勝した。23校が出場した女子では学法石川が追いすがる田村を2秒差で振り切り、連覇した。
2連覇で歓喜の輪
追い上げてくる2位の田村を2秒差でかわしゴールテープを切った学法石川のアンカー三瓶遥(3年)は、2連覇を示す「Vサインをつくる余裕もなかった」。倒れ込む三瓶を仲間たちが涙を流しながら支え、歓喜の輪を広げた。
今年は1年生の指導役となる2年生の部員がいないため、先輩と後輩の間のコミュニケーションがうまく取れず試行錯誤のチームが続いた。互いに言いたいことを言えるようになったのは7月。合宿やレースを重ねるごとに絆が強まった。三瓶は「団結が強くなれば」と手作りのお守りを大会前にメンバーに贈った。
そんな学法石川のたすきが「プラン通りにつながった」(松田和宏監督)。1〜3区までを区間賞の走りで独走。4区・大塚理央(1年)は区間賞こそ逃したものの「絶対に1位でたすきを渡す」と三瓶に首位でリレーした。
県大会初のメンバー入りでアンカーを任された三瓶。ゴールが近づくにつれて沿道の歓声が熱を帯び、田村が迫っているのが分かった。それでも「後ろは振り向かずに全力で走った」。
田村優勢の前評判を覆した学法石川。「優勝できる」と仲間を信じていた3区・主将の小島彩香(3年)の目に「みんなが諦めずに走ってくれた」と涙がにじむ。また一つ絆を強め都大路へ挑む。
(2014年10月16日 福島を走る・福島民友ニュース)
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