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本県から祖母がエール 穂積選手の写真手に“感無量”
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穂積選手の写真を手に、五輪出場を喜ぶ祖母の美さん
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ソチ冬季五輪のスピードスケートで29日、代表に選ばれた福島市生まれの穂積雅子選手(27)=ダイチ。父方の祖母、穂積美(よし)さん(86)=白河市=や福島市の母方の叔父らは2大会連続の五輪出場を喜んだ。晴れ舞台に向けてエールを送り、東日本大震災の被災地の代表として「地元が明るくなるように」と活躍を願った。
「調子が良くなかったようなので心配していた。みんなに世話になって出場できることになり、うれしい」。美さんは自宅で代表決定を知り、孫の写真を手に感無量の表情を見せた。
同居する長男勝夫さん(63)と綾子さん(57)夫妻は、前日から長野入りし、穂積選手を応援して帰宅すると、親戚から祝福の電話が相次いだ。
穂積選手は毎年、お盆の帰省時期になると、美さん方に宿泊。今夏も泊まりがけで訪れ、親戚らと和やかに過ごしたという。「合宿が終わって帰って来ても、ほとんどスケートの話はしないね」と美さん。朝晩に自主トレで近所を往復約10キロ走り込んでいた姿をそっと見守っていた。美さんは今年1月に郡山市で開かれた冬季国体の応援に訪れ、晴れ姿を間近で観戦。「涙が出るぐらいうれしかった」と振り返った。
震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を目指す本県。「(穂積選手の活躍で)地元が明るくなるよう、精いっぱい頑張ってほしい」と世界の舞台に挑む孫へエールを送った。
(2013年12月30日 福島民友ニュース)
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