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“沸く猪苗代”活躍楽しみ 遠藤選手の両親「今度はメダル」
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遠藤選手のサインを手に「今度はメダルを取るかな」と期待を膨らませる省吾さん
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ソチ冬季五輪のフリースタイルスキー、モーグル日本代表が発表された20日、遠藤尚(23)=忍建設、猪苗代高卒、星野純子(24)=リステル=の両選手にゆかりのある猪苗代町は喜びの声にあふれた。同町出身では鈴木猛史選手(25)=駿河台大職員、猪苗代高卒=のパラリンピック出場も決まっている。東日本大震災の被災地代表の思いを胸にソチの大舞台に羽ばたく選手たちを「町の誇り」とたたえる前後公町長は「町民、県民に感動を与えるレースを」とエールを送った。
猪苗代町に住む遠藤選手の母由喜子さん(55)は、遠藤選手の日本代表選出をインターネットで確認した。五輪に出られるか分からなかった前回とは違って「本人も出るためにどうすればいいのか分かっていた」と安心した様子で話した。
実家に帰ってくるのは、同町で行われる合宿の時。「特に頑張れと言うこともない」と父省吾さん(56)。昨年末も「さっと帰ってきて、なじみのまるいち食堂に寄って(大会に)出ていった」という。
同食堂を経営する笠間義幸さん(51)の長男と、遠藤選手は幼なじみ。遠藤選手は小さいころから食堂に通い、何でも話してくれるという。笠間さんは「今までの成果を十分に発揮してもらいたい」と期待を寄せる。
由喜子さんは「少年時代(の遠藤選手)を知る人たちは、この4年間で『ストイックになった』と口をそろえる」と力を込める。
「4年前はテレビで見ていて緊張しているのが分かった」という省吾さんは「今度はメダルを取るかな」と話す。心身共にたくましさを増した息子が、大舞台を楽しむ姿を思い描いた。
(2014年1月21日 福島民友ニュース)
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