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輝け!猪苗代の星 男子モーグル・遠藤選手、決勝進出
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遠藤選手の滑りに沸く笠間さん(左)ら=10日、猪苗代町
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ソチ冬季五輪のフリースタイルスキー男子モーグル予選で10日、決勝進出を果たした遠藤尚選手(23)=忍建設、猪苗代高卒。安定した滑りを披露し、地元猪苗代町の関係者は2大会連続で五輪に挑み、「震災に負けない姿を世界にアピールしたい」と被災地を代表して戦う遠藤選手に大きな声援を送った。
遠藤選手が海外遠征から帰ると必ず顔を出す同町の「まるいち食堂」では、店主笠間義幸さん(51)や遠藤選手の同級生ら約20人が集いテレビ観戦。応援メッセージを掲げ、額に鉢巻き、手作りの応援うちわを振るなどして予選を見守った。遠藤選手が予選突破を決めると歓声を上げ喜び合った。
同町で1月23日に開かれた壮行会後も遠藤選手は来店。験を担いでソースカツ丼を食べていった。笠間さんは「予選はまずまずの滑り。メダルまで突き進んでもらいたい」と期待する。しかし、モーグルは採点競技。「年々、評価基準が変わる。決勝では、自分が満足できる滑りを発揮してもらえればいい」と健闘を祈った。
笠間さんの妹で、食堂に勤める長田裕美さん(46)も遠藤選手を家族のように見守る一人。「尚は金メダルとか大きなことを言うからな。あまり盛り上げててんぐになると困る」と“愛のムチ”を打つが、「闘志がみなぎっていたね。見てる方が緊張した。予選突破して良かった」と目を細めた。
(2014年2月11日 福島民友ニュース)
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