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“10代躍動”歴史刻む 平野、平岡メダルに本県も歓喜
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平野選手が寝泊まりした部屋で平野選手との思い出を振り返る酒井さん
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15歳2カ月の躍動が、ソチ五輪で歴史に名を刻んだ。スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)で11日(日本時間12日未明)、中学3年の平野歩夢選手(15)=バートン=が銀メダルを獲得、冬季五輪日本勢の最年少メダリストとなった。高校3年の平岡卓選手(18)=フッド=も銅メダルを手にした。平野選手は小学生のころ、日本有数のハーフパイプ施設がある南会津町の会津高原南郷スキー場に通い詰め、メダリストとしての基礎を築いただけに、本県の関係者も歓喜に沸いた。
南会津で世話した酒井さん「精神力がすごい」
平野選手は南会津町の会津高原南郷スキー場のHPが気に入り、同町の酒井喜憲さん(67)方に寝泊まりするなどして練習を重ねた。冬季五輪の日本勢最年少メダリストとなった平野選手の快挙に、「重圧に打ち勝った歩夢の精神力はすごい。感動で涙があふれそうになった」と喜んだ。
酒井さんと平野選手は、酒井さんが平野選手の地元・新潟に出張した際に知り合った。「南郷にもいいHPがあるよ」。同スキー場のHP建設に携わった酒井さんの誘いを受けた当時小学生の平野選手は熱心に通い詰めるようになり、持ち味の高いエアに磨きをかけた。
「表面はクールだが、心の中に秘める負けず嫌いは相当なもの」と酒井さん。決勝の様子を「足首の捻挫が心配だったが、予選と決勝の雪質の違いにしっかりタイミングを合わせていた。天才だと思う」と振り返る。小学6年時は手を骨折したこともあるといい、「今後は無理せずけがをしないことを祈り、応援していきたい」とほほ笑んだ。
(2014年2月13日 福島民友ニュース)
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