葛西選手の活躍をガッツポーズで祝う飯樋小の佐藤君

　葛西紀明選手の連日の活躍は、交流が続いている全村避難中の飯舘村の草野・飯樋・臼石３小学校で、子どもたちに大きな勇気を与えた。飯樋小６年の佐藤柊哉（しゅうや）君（１２）は「年を重ねてもいろんなことができると学ぶことができた」と目を輝かせた。
　佐藤君は２０１１（平成２３）年に葛西選手が同校を訪問後、昨年、一昨年と葛西選手が同村の子どもらを招く長野県でのサマージャンプ大会を訪問。３校では今年１月の五輪直前に、激励メッセージ入りの横断幕を贈っており、葛西選手は佐藤君の「絶対にメダルを取ってください」のメッセージに応えるかのような大活躍を見せた。佐藤君は葛西選手のメダル獲得を朝のニュースで確認し、思わず「やった」と笑顔を浮かべたという。
　３校は現在、葛西選手に祝福のメッセージを送ろうと企画している。佐藤君は「７回目の出場でのメダル獲得。本当におめでとうと伝えたい」と話した。
（２０１４年２月１９日　福島民友ニュース）