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男子モーグル・附田選手頑張れ 猪苗代で五輪壮行会
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同僚から花束を受け、笑顔を見せる附田選手(右から2人目)と高野コーチ(右)=リステル
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2月12日(日本時間13日)に開幕するバンクーバー冬季五輪男子モーグル代表の附田雄剛選手(リステル)の壮行会が27日、猪苗代町のホテルリステル猪苗代で開かれ、関係者が附田選手の五輪での活躍を願った。
池上三紀全日本スキー連盟専務理事、津金要雄同町長、鈴木長治リステルグループ相談役が激励。リステル所属の高野弥寸志全日本スキー連盟フリースタイル部ヘッドコーチとともに出席した附田選手は、同僚から受けた花束やエールに「皆さんの気持ちに応えられるよう、恥ずかしくない滑りをしたい」と抱負を述べた。
モーグル日本代表は2月4日、バンクーバーに向け出発。附田選手、遠藤尚選手(忍建設、猪苗代高卒)らが出場する男子モーグルは同14日(日本時間15日)に行われる。
チャンスは誰にでも平等
過去3度経験し、33歳で迎える4度目の五輪。附田はベテランとして、モーグル全日本チームをけん引してきた。けがで五輪の切符を逃した上野修、桑原竜司(いずれもリステル)の後輩2人には「人生でプラスになるものを手に入れて戻ってくるはず」。そんな附田を高野弥寸志ヘッドコーチは「モーグル男子の歴史をつくってきた張本人」と高く評価する。
高野ヘッドコーチは、2003年の世界選手権ディアバレー大会で附田が発した言葉が忘れられない。「もう1個取るまではやめられない」。当時の附田はすでにW杯優勝を経験しており、同大会もデュアルモーグルで2位に入った。W杯、世界選手権では上った表彰台。「もう1個」とは当然、五輪でのメダルだった。
バンクーバーでの目標を「日本人だけでなく、出場する全員がいい滑りをしてほしい」と掲げた附田。しかし、本心も垣間見せた。「チャンスは誰にも平等にある。自分が良い滑りをすれば、表彰台や勝つ可能性はあると思っている」。男子モーグルに新たな歴史を刻むべく、まだ見ぬ五輪のメダルを虎視眈々(たんたん)と狙っている。
(2010年1月28日 福島民友ニュース)
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