スノボ・鬼塚選手「磐梯は原点」 雪の感覚、平昌に持っていく

 
平昌五輪への抱負を語る鬼塚選手

 22日に平昌(ピョンチャン)冬季五輪に向けた練習を公開したスノーボード女子日本代表の鬼塚雅選手(19)=星野リゾート=は初挑戦する大舞台へ思いなどを語った。

 ―直前の練習拠点になったアルツ磐梯について。
 「なかなかそろわない家族が、お正月に集まってスノーボードをしてきた思い出の場所。つらいことがあっても、ここで毎年楽しく滑っていたからやめずに続けてこられた。幼いころ選手の技を見て憧れ、競技を始めた原点でもある」

 ―本番に向けて。
 「平昌に行けばほとんど練習ができなくなる。スタッフの力を結集して本番さながらのコースを造ってもらったので、今月はとにかくたくさん滑って、磐梯の雪やボードの感覚を忘れずに平昌に持っていきたい」

 ―支えてくれた人や県民に向けて。
 「お客さんとして来ていた時から、自分を見て応援してくれるスキー場スタッフがいた。心強く、思い切り練習に集中できる。直前までここで滑っているので、ぜひ練習を見に来て、スノーボードを楽しんでもらいたい」

 本番コースを再現

 鬼塚雅選手は福島県磐梯町の星野リゾートアルツ磐梯に造成された平昌のコースを想定した専用練習パークで本番に向けた調整を続けている。専用パークには正面方向に加え、左右に角度の付いたジャンプ台を設置。本番のコースに含まれる障害物の一部もほぼそのまま再現した。

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