福島東がコールド発進、平工は四死球に泣く 夏の高校野球福島大会

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【平工―福島東】5回裏福島東1死三塁、先制の適時打を放つ佐久間=開成山球場

 夏の甲子園出場を懸けた第98回全国高校野球選手権福島大会第2日は9日、開成山球場(郡山市)などで1、2回戦13試合が行われる予定だったが、6試合が雨のため10日に順延となった。同球場での1回戦では、福島東が平工を8―1の7回コールドで下し9年連続の初戦突破を果たした。休校前最後の夏の大会となる双葉を含めた相農・双葉・新地の連合チームは0―5で安達に敗れた。順延となったのはあづま球場(福島市)白河グリーンスタジアム(白河市)での1回戦6試合。前期は12日までの予定だったが、2球場については日程がスライドして13日までとなる。第3日の10日は開成山球場など5球場で1、2回戦13試合が行われる。

 佐久間狙い通り先制打

 福島東唯一の2年生レギュラーが緊迫した投手戦を打ち破った。互いに譲らず迎えた5回1死三塁。高めの直球を振り抜くと、打球は二塁手のグラブをかすめながら右翼手の前に。佐久間楓太(2年)の一振りが待望の先制点をもたらした。

 詰まりながらも振り抜いたことが結果につながった。5回に入ると、雨脚が強くなった。「当てれば何か起こる。投手も制球が乱れている。直球主体になるはずだ」。先頭打者を四球で出した相手バッテリーの心理を冷静に読んだ。1ストライク3ボールとなりカウントを稼ぎに来た直球が真ん中高めに。「少し詰まった」とフライ気味に上がったが、打球に勢いがあった。

 昨秋からレギュラーを張る佐久間。「つかんだからには譲らない」と、課題の守備では遊撃手石田裕樹(3年)との連係を深めたことで、自信がついた。「3年生の分もしっかり戦わなければならない。少しでも長く一緒に野球がしたい」。不動の2番打者は先輩との思いを胸に突き進む。