第7シード・いわき光洋...初戦で涙 会津が逃げ切り勝利

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【いわき光洋―会津】試合が終わり、肩を落としてベンチに戻る第7シードのいわき光洋ナイン=いわきグリーンスタジアム

 第98回全国高校野球選手権福島大会第4日は11日、郡山市の開成山球場などで2回戦11試合が行われた。第7シードのいわき光洋は会津に2―4で破れ、初戦で姿を消した。春季県大会8強の船引は6―4で福島東との接戦を制した。第1シード・聖光学院と第8シード・小高工はそれぞれコールド勝ち。第3シード・学法石川も初戦を突破した。第5日の12日は開成山球場など5会場で2回戦10試合が行われる。

 いわき光洋エース・宮田の不調響く

 会津がいわき光洋の反撃を断ち逃げ切った。会津は初回に3連打で1死満塁とし、押し出しで先制。5回に2点を追加し、8回に渡部雄の本塁打で差を広げた。いわき光洋は9回に園部が2点本塁打を放ったが、追いつけなかった。

 第7シードのいわき光洋。9回130球を投げたエース宮田懸(3年)は試合後、「コントロールが最後まで定まらなかった」と目を真っ赤にして自らを責めた。

 宮田は初回の立ち上がりを会津打線に攻められ、先制点を許した。得意のスライダーが高めに浮き、本塁打を含む14安打4失点。本来の姿とは程遠く、しぶとくつなぐ会津の流れを止めることができなかった。それでも渡辺純監督からマウンドを託されたエースは、期待に応えようと9回表を3人で抑え、最終回に望みをつないだ。

  いわき光洋打線は会津の継投策にはまり、好投手3人の前に沈黙した。8回までわずか2安打に抑えられ、4点を追う9回。4番園部佳太(2年)は「先輩たちと野球を続けたい」とバットに思いを込めてフルスイング。打球はスタンドに詰め掛けた約700人の全校生徒たちの声援に応えるように左翼スタンドに吸い込まれたが、反撃もここまでだった。

 「この悔しさは園部たちに託します」と頼もしい後輩たちに思いをつなげた。

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