平商8年ぶり初戦突破 延長12回、湯本あと1点届かず

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【湯本―平商】12回表平商2死1、2塁、勝ち越しの適時打を放つ金成伸=いわきグリーンスタジアム

 第98回全国高校野球選手権福島大会第5日は12日、郡山市の開成山球場などで2回戦10試合が行われた。平商は4―3で湯本との延長12回に及ぶ熱戦を制した。

 第6日は13日、福島市のあづま球場と白河市の白河グリーンスタジアムで2回戦4試合が行われる。

 平商は初回、村上の二塁打を足掛かり、」いよいよに1点を先制、4回は連続3塁打などで2点を追加した。同点とされ迎えた12回には金成伸の適時打で勝ち越した。

 湯本は追い上げたが、リードできなかった。

  「なんとしても先輩をかえす」。延長12回2死一、二塁。平商の金成伸之(2年)がはじき返した打球は二塁手の頭を越え中前に転がった。二走粟津誠仁(3年)が生還。激戦の末、8年ぶりの「夏1勝」を手にしたナインはスタンドで見守った約700人の全校生へと駆け寄り、勝利の喜びを分かち合った。

 「夏1勝の難しさを伝えてきたが、その通りになった」。岡田敦監督が振り返った試合では、両校のエースが160球以上を投げ合った。五回までで投球数が80球に達した先発大森匠(3年)は「最後まで行きます」と志願のマウンドで味方の援護を待った。

 校舎の改修工事に伴いグラウンドは内野部分しか使えず、打撃練習ではネットに向かってバットを振り続けた。努力は実を結び、春の県大会では19年ぶりの「春1勝」をつかみ取るまでにチームは成長。夏1勝も現実味を帯びていた。

 来年3月での退任が決まっている岡田監督。「もっと一緒に野球がしたい」とナインの口からは指揮官に寄せる熱い言葉があふれ出る。監督の下で結束を強める平商ナインが頂点を目指して駆け上がる。

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